パ軍シルト監督、ド軍に「大きな敬意を払っている」も…多すぎるタティスへの死球に憤慨「不満に思っている」

パドレスのマイク・シルト監督【写真:Getty Images】
パドレスのマイク・シルト監督【写真:Getty Images】

9回に大谷とタティスJr.が死球…4連戦で計8死球

【MLB】パドレス 5ー3 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)

 パドレスは19日(日本時間20日)、敵地で行われたドジャース戦に5-3で勝利した。9回にはフェルナンド・タティスJr.外野手の死球を巡って乱闘騒ぎに発展。両軍指揮官とも退場処分となった。さらに直後には大谷翔平投手にも死球がぶつけられた。試合後に取材に応じたマイク・シルト監督は「あのチームには大きな敬意を払っている。双方そう思っているのかわからないけど、そうだと信じたい」と“死球合戦”に言及した。

 発端は9回だった。パドレスが5点リードした9回1死、リトルの93マイル(約150キロ)がタティスJr.に直撃。その場で倒れ込み、しばらく動けなかった。するとシルト監督がベンチから飛び出し、ロバーツ監督も応戦。両軍とも選手が飛び出し、乱闘騒ぎになった。その後も両指揮官は口論を続け、約5分間試合が中断した。球審が警告試合を宣告し、ロバーツ監督とシルト監督の退場を発表した。

 指揮官退場後の9回には大谷翔平投手にも死球が浴びせられた。ロベルト・スアレス投手は即退場処分となった。それでも、最後は反撃を振り切り、パドレスは4連戦のスイープ負けを回避した。

 シルト監督は開口一番「まずこうを言わせてくれ。あのチームには大きな敬意を払っている。双方そう思っているのかわからないけど、そうだと信じたい」とドジャースにリスペクトを払った。「いいライバル関係で、お互い全力で戦っている。でも、今晩起こってしまったレベルにまで進展させたくない」と、両チームとものあまりに多い死球に憤りを示した。

「彼らは積極的で、内角攻めが好きだ。それは構わない。タティ(タティスJr.)に対しても内角に攻めてくる。でも、この集団に5回も当てられている。彼は直近7試合で3回当てられている」「特定のチームに彼は4回以上当てられたことはない」「もう十分だ。故意、故意でなくても、(パドレスとしては)不満に思っている」と、チームのスター選手がとにかくぶつけられていることにも憤慨していた。

 今回のドジャース-パドレスの4連戦は荒れに荒れた。ドジャースのパヘスが死球を受け、緊迫ムードに。翌日の同カードでは、パドレス側もタティスJr.、イグレシアスが死球、3回には大谷が死球を受けていた。ロバーツ監督は大谷の死球は「故意だった」と指摘。さらに最終戦でも、両軍の看板選手がぶつけられ、計8個の死球が飛び出す“死球合戦”となった。

(Full-Count編集部)

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