日ハムが“一人勝ち”…交流戦V可能性残す 西武痛恨の逆転負け、オリ宮城が初回4失点

中日戦で先発した日ハム・加藤貴之【画像:パーソル パ・リーグTV】
中日戦で先発した日ハム・加藤貴之【画像:パーソル パ・リーグTV】

楽天の連勝は7でストップ…鷹川口がデビュー

「日本生命セ・パ交流戦 2025」が21日、6試合が行われた。セ・リーグは中日以外の5球団は勝利を上げた。

 DeNAは横浜スタジアムで行われたロッテ戦に5-0で勝利した。ロッテの先発・廣池康志郎投手は2回に牧秀悟内野手らに3者連続本塁打を浴び、2回3失点で降板。2番手・高野脩汰投手が好投を見せたが、打線は好機を生かせず無得点。4番手・東妻勇輔投手は今季初登板で1回無失点だった。藤原恭大外野手、西川史礁外野手が2安打を放つも、計7安打で完封負けを喫した。

 西武は東京ドームで行われた巨人戦に2-5で逆転負けした。4回に長谷川信哉外野手の適時三塁打、山村崇嘉内野手の犠飛で2点を先行。先発・與座海人投手は6回無失点の好投も、2番手・甲斐野央投手が岡田悠希外野手に2点適時打を浴び、代打・増田陸内野手に3ランを被弾し逆転を許した。黒田将矢投手は無失点リリーフ。打線は終盤沈黙し、連敗を喫した。

 オリックスは神宮球場で行われたヤクルト戦に2-5で敗れた。初回に西川龍馬外野手の先制ソロで先取するも、宮城大弥投手がその裏に連続適時打などで4失点。以降の投手陣は粘投するも、8回に富山凌雅投手が押し出しで追加点を許した。打線は9回に来田涼斗外野手の適時打で1点返すも反撃及ばず。西川は2安打1打点と気を吐いた。

 ソフトバンクは甲子園で行われた阪神戦に0-3で完封負けした。先発・上沢直之投手が初回に3失点。川口冬弥投手は1軍初登板で1回無失点の好投を見せた。大江竜聖投手、伊藤優輔投手もそれぞれ1回無失点とつなぐ。打線は嶺井博希捕手、牧原大成内野手らの安打で再三好機を作るも、得点には結びつかず。5安打無得点で交流戦優勝は持ち越しとなった。

 楽天はマツダスタジアムで行われた広島戦に3-8で敗れた。先発・内星龍投手が2回4失点で降板。打線は2回に太田光捕手の適時打で1点を返し、8回に村林一輝内野手の2点適時打で追い上げたが及ばず。2番手・松井友飛投手が2本の2ランを浴びるなど計8失点。13被安打と投手陣が踏ん張れず、連勝は7でストップした。

 日本ハムはバンテリンドームで行われた中日戦に3-2で勝利した。初回、矢澤宏太投手の適時打と郡司裕也捕手のスクイズで2点を先制。7回には清宮幸太郎内野手のソロで加点。先発・加藤貴之投手は6回2失点の力投で5勝目。7回以降は5投手の継投で逃げ切った。矢澤、郡司がそれぞれ2安打1打点の活躍。福岡ソフトバンクの敗戦により、交流戦優勝の可能性を残した。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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