ファミリールーム、食事…MLB選手が球団を評価する基準 「動きが緩慢」意外な一面も

マウンドに集まるドジャースナイン【写真:Getty Images】
マウンドに集まるドジャースナイン【写真:Getty Images】

今年2~5月、匿名で選手にアンケート実施

 メジャーリーグの選手たちが球団を評価する意外な要素が浮かび上がった。米メディアがアンケートを実施。メッツの「ファミリールーム」を高評価する声などが上がっている。

 米ポッドキャスト番組「Foul Territory」が「MLB選手が投票:ロボット審判、怖い打者&投手、好きな/嫌いなチーム」と題した動画を公開。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が今年2月から5月上旬にかけて匿名でMLB選手らにアンケートを実施した結果を明かしている。

 評判がいいと回答した選手が多かったチームは、ドジャースがダントツで82人。2位はヤンキースの42人となっている。名門の両チームについては特に理由には触れていない。一方、評判が悪いナンバーワンはアスレチックスだった。

 番組司会者のスコット・ブラウン氏は「メッツはこのアンケートの中で評判がいい、悪いのいずれの上位にも入っていないが、1人の答えがよかった。『メッツのファミリールームは球界ダントツ』」と説明。それ以外にも「マーリンズは遠征中は選手にサブウェイのサンドイッチを配る、という回答もあった」という。

 また「ジ・アスレチック」のタイラー・ケプナー記者は「デトロイトも最近選手の扱いが顕著に良くなったと言っている選手たちがいた。クラブハウスのアメニティがよくなり、チーム専用機も球界で最も粋なものだそうだ」とタイガースの待遇面に言及。「(評価された)チームの多くは勝率が高いチームと低いチーム。デトロイトやメッツが順位を上げている」と地区首位に立つ両チームを評価した。

 番組司会者のAJ・ピアジンスキー氏は「選手たちは何を基準に票を投じたのだろうか。クラブハウスなのか、グラウンドなのか、全般的な評価なのか。それによってそれぞれ答えが変わる」と思案。これに対しケプナー記者は「そうですね。私はフィリーズがもっと上位に入ると思ってました。フィリーズではフィリーチーズステーキを(ビジタークラブハウスの)選手にふるまってくれるから。選手たちは大食い選手権をするんですよね」と明かした。

 ただ、これにピアジンスキー氏は「おかげで体重が激増して打席に立った時に動きが緩慢になる」と意外な一面を“暴露”。「フィリーチーズステーキはうまいが、自分で制限しないとね。(もう一人の番組司会者)エリック・クラッツは遠征で行ったときに山ほど食べただろうが、僕は1つしか食べられないと思う。4連戦で朝も昼も夜もフィリーチーズステーキを出されたら……多すぎるよ」と続けた。

(Full-Count編集部)

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