“完敗認めた”大谷翔平「素晴らしかった」 それでも直後に26号…払拭した疑念

8試合ぶりの本塁打を放った大谷…第1打席、第2打席は全くタイミング合わず
【MLB】ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地でのナショナルズ戦で復帰後2度目の登板を果たした。打っても8回の第5打席で8試合ぶりの26号2ランを放つなど、4打数2安打5打点の活躍。試合後には自らの本塁打よりも、まず三振を喫した相手先発のソロカへの評価を口にした。
登板直後の第1打席、第2打席ではソロカの前に2打席連続で空振り三振。大谷は「2打席とも相手の投手も素晴らしかったですし、なかなか自分のアプローチの打席を送れなかった。そこは少し反省点かなと思います」と完敗を認めた。
27歳の右腕とは昨年初対戦。1打席に立って四球を選んでいた。この日はなかなかタイミングをあわせることが出来ず、第1打席ではフルカウントから高めのフォーシームに手が出て三振。第2打席でも2度のファウルで追い込まれ、最後は低めのスラーブに手が出た。「自分が事前にイメージしていた投手像や球の軌道よりもキレていたというか、よかったんじゃないかなと」。27歳のボールを絶賛した。
「イメージのズレでいくと、自分が打ちに行っている球が空振りになっている、またはファウルになっているというところじゃないかなと思うので。自分もそうですけど、単純に相手の投手が素晴らしかったというのがあると思います」
試合前の時点では7試合ノーアーチ。パドレスとのカードで受けた右肩甲骨下部、右太ももの2か所には、いまだ大きなあざが残ったまま。影響も心配されたが、8回には26号2ラン。ソロカに対しては負けを認めたが、切り替えて久々の一発を放った。「(死球)影響は特にないですね。我慢できる痛みの範囲内ですし、ケアをしっかりしていけば数日でよくはなるんじゃないかなと思います」と、事もなげに話した大谷。二刀流弾を弾みに、6月最後の連戦に臨む。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)