大谷翔平への死球は「故意」 怒り続くロバーツ監督…収まらぬ“嫌悪感”「右投げの投手が」

ロバーツ監督、退場後は「オフィスに戻ってワインを2杯飲みました」
ドジャースは16日(日本時間17日)から本拠地で同地区ライバルのパドレスとの4連戦を戦った。しかし、計8死球が飛び交う“死球合戦”と荒れに荒れ、大谷翔平投手は第2戦と第4戦に2つ食らった。最終戦で退場処分となったデーブ・ロバーツ監督が、新しい未来のテレビ「ABEMA」のインタビュー企画「おはようロバーツ」に出演し、当時の心境を語っている。
19日(同20日)の第4戦、9回のパドレスの攻撃でタティスJr.が死球を受けると、マイク・シルト監督が激昂してベンチを飛び出し、ロバーツ監督も応戦。両軍総出の乱闘騒ぎとなった。その後に両軍指揮官が退場処分となり、警告試合が宣告された。その裏、打席が回った大谷はカウント3-0からの4球目、ロベルト・スアレス投手の99.8マイル(約160キロ)が右肩甲骨付近に直撃して悶絶した。
今回の取材が行われたのは21日(同22日)に行われた模様。指揮官は退場処分を振り返り、「退場させられることはあまりないですが、ただ選手を守ろうとしただけです」ときっぱり。「ショウヘイへの死球は故意だと思いました。こちらもタティスに当てたが故意ではありません。選手たちを守りたかったし、腹も立っていました」と、試合後同様に2度の死球は“狙われた”ものだと見た。
前日の試合でアンディ・パヘス外野手が死球を受けた場面を振り返り、「パヘスへの死球は故意でなかったかも。まあ故意ではなかったと言いましょう。そのあとパドレスはショウヘイに当てました。お互い死球を1つずつ与えたところでショウヘイが当てられたんです。それも右投げの投手がわざわざショウヘイにボールを当てにいった」と“違和感”を覚えたようだ。
また、退場後はどこに行っていたのかと問われると、ロバーツ監督は「オフィスに戻ってワインを2杯飲みました。試合を観ながらね」とまさかの行動を明かした。「試合に口出ししたくなかったので、退場後はコーチに采配を任せました」とし、「(これまでに退場は)13回だと思います。誰かが10年で13回~14回だと言っていました。悪くないでしょう?」と、茶目っ気たっぷりの回答を残していた。
本拠地10連戦を終え、ドジャースは24日(同25日)から敵地ロッキーズ戦に臨む。“マイルハイ”と呼ばれる高所にあるクアーズフィールドは打者天国とも称されている。大谷は通算14試合の58打席で打率.407、4本塁打、OPS1.208と得意な球場だ。ロバーツ監督は「空気が薄いと強打した球が遠くまで飛ぶからだと思います。打球が高く上がると飛距離も伸びる」と話し、活躍に期待を込めた。
(Full-Count編集部)