大谷翔平、“また接近”した84年ぶり偉業 全盛期トラウトも未踏…伝説記録まであと「4」

ナショナルズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ナショナルズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

5年連続での「三塁打5本&30HR」は1941年のディマジオが最後

【MLB】ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地のナショナルズ戦に「1番・投手」で投打同時出場。先発して1回を無安打無失点2三振に抑え、打っても8回の第5打席でリーグトップの26号を放った。殿堂入りの伝説打者が樹立した84年ぶりの偉業に、あと4本塁打と着々と迫っている。

 今季2度目の先発登板を終えた大谷は、第1~2打席は三振に終わったが、第3打席で四球、第4打席は満塁で走者一掃の三塁打を放った。そして第5打席、右腕ルトレッジの95.2マイル(約153.2キロ)を左中間スタンドへ運んだ。打球はファンのグラブに当たってフィールドに戻ってきたものの、リプレー検証の結果、判定が覆り本塁打に。今季26号に本拠地が大熱狂した。

 今回の一発で、大谷はまた大記録に一歩前進した。11日(同12日)の敵地パドレス戦で今季5本目の三塁打を放った際、米スポーツ専門局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は、5年連続での「三塁打5本&20本塁打」は2012年から2016年に達成したエンゼルスのマイク・トラウト外野手以来だと紹介。そして、5年連続での「三塁打5本&30本塁打」以上となれば、1937年から1941年に達成したMVP3回の殿堂入り選手、ジョー・ディマジオ以来になるとした。

 大谷はエンゼルス時代の2021年に46本塁打&リーグ1位の8三塁打を記録すると、以降は「34本塁打&6三塁打」、「44本塁打&8三塁打」、「54本塁打&7三塁打」をマーク。すでに三塁打は6本としており、あとはホームランだけ。今季26号とし、年間では53発ペース。7月中に84年ぶりの記録を達成する可能性が高い。パワーとスピードを兼備した大谷が、またもレコードを生み出すのか。その時を待ちたい。

(Full-Count編集部)

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