菊池雄星、今季最多12Kの舞台裏 中3.5日で感じる疲労「めちゃくちゃしんどかった」

Rソックス戦に登板したエンゼルス・菊池雄星【写真:Getty Images】
Rソックス戦に登板したエンゼルス・菊池雄星【写真:Getty Images】

菊池は7回3安打2失点で3勝目「全てのボールがいい状態にある」

【MLB】エンゼルス 5ー2 Rソックス(日本時間26日・アナハイム)

 エンゼルスの菊池雄星投手は25日(日本時間26日)、本拠地のレッドソックス戦で今季3勝目を挙げた。今季最多12三振を奪い、7回3安打2失点と好投。菊池は「全てのボールがいい状態にあると思います。最初に2点を取られましたけど、調子は非常に良かったので、今日もいける自信はありました」と振り返った。

 菊池は奪三振ショーを演じた。初回に2失点したが、2回先頭から4者連続奪三振。2-2に追いついた5回は3者連続Kで、その裏の勝ち越し劇を呼んだ。自己最多13Kにあと1個に迫る力投。今季2度目の2桁奪三振で、7回105球、3安打2失点と好投した。

 ここ3登板の奪三振数は10K、9K、12K。エンゼルス投手で3先発連続で9奪三振以上をマークしたのは、過去30年でジョン・ラッキー、大谷翔平だけだ。「スライダーは三振を取るボールですけど、最近はカーブがいい抜け方をしている。打者の反応も変わってきている。カーブとチェンジアップとこの3つの変化球がうまく使えている。一番は真っ直ぐの軌道がすごく出ている。三振多くて四球が少ないのが一番いい形。だいぶ手応えをつかめている」と振り返った。

 前回登板20日(同21日)の本拠地・アストロズ戦はナイター。この日のデーゲームは実質、中3.5日だった。

「中4日のデーゲームで、体はめちゃくちゃ寝起きからしんどかった。疲れているなと。今日は5回3失点でなんとか試合を作ろうと思っていきました。2点を取られても、あと4イニングで1点に抑えればいっかぐらいの感じで。結果的に7回2失点でいけたので。あまりこういう日は期待しちゃいけない。それが良かったと思います」

「5回3失点でいいやと最初から思っているので。だから良かったのかなと。調子が良かったり、ブルペンで決まっていると今日は勝ちたいと欲が出てきてしまう。ブルペンも走らないし、コントロールもばらついている。しかも苦手のボストンだし。それぐらいの方がいいですね、こういう日は」

 気持ちを軽くして臨み、勝ち星をつかんだ。

 チームは3連勝で勝率5割に復帰した。「チームも5割復帰でいい勝ち方ができている。個人的にもちょっとシーズンの最初は本来のピッチングから遠くてアジャストメントが必要でしたけど、ここ3、4試合は調子が上がってきてますから、この調子を維持しながら」と前を向いていた。

(Full-Count編集部)

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