5回56球で降板…「もっと見たかった」 山本由伸の好投を“台無し”「勿体ない」

5回56球で1安打無失点の好投も…
【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間26日・デンバー)
ドジャースの山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地でのロッキーズ戦に先発。5回56球で1安打無失点の好投を披露した。しかし、6回表に雷雨で試合が中断となると、87分後の再開時にはマウンドに上がらず。「完封ペースだったのに……」「もっと見たかった」とファンも落胆した。
まさに快刀乱麻の投球だった。初回は3番ベックをカーブで空振り三振に仕留めるなど、打者3人を10球で退けた。2回は2三振、3回2死から初安打を許したものの、その後も盤石の投球だった。5回は先頭エストラーダに四球を与えたが、続くトグリアを投ゴロ併殺打に打ち取った。
両軍無得点で迎えた6回、ドジャースが2死二、三塁の好機を作ると、突如の雨が。マンシーは内野フライで凡退かと思われたが、相手二塁手が打球を見失ったことポトリと“落球”。思わぬ形で山本に援護点が生まれた。
その後、90分近い中断を経て試合は再開となったが、マウンドには山本の姿はなし。5回56球で1安打無失点、1四球6奪三振の好投で防御率は2.61となった。勝利投手の権利を手にしたとはいえ、この日の調子を考えればさらにスコアボードにゼロを並べることも考えられた。
それだけにファンもガッカリしたようで「雨がなきゃ由伸の投球もっと見れたのに涙」「好投やったみたいやのにな勿体ない」「完封もあり得たのに降板は悔しいな」「中断なければ8回くらいまで投げられるペースだったのにもったいないな」などと肩を落とす声が寄せられた。山本降板後の6回、ドジャースは失点して終盤戦に突入している。