大谷翔平が”目前”に迫る84年ぶり偉業 トラウトも未踏の境地…ヤ軍の伝説まであと「1」

29号本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
29号本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

5年連続「三塁打5本&30本塁打」以上はディマジオ以来

【MLB】ドジャース 5ー4 ロイヤルズ(日本時間28日・カンザスシティ)

 また大記録に近づいた。ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地ロイヤルズ戦の初回、29号先頭打者アーチを放った。殿堂入りの伝説打者が記録した偉業まであと「1」とし、いよいよカウントダウンに入っている。

 前日のロッキーズ戦で28号を放った大谷。カードを移したロイヤルズ3連戦の初回、先頭で第1打席を迎えると、カウント1-2からキャメロンの4球目のチェンジアップを捉えた。飛距離429フィート(約130.7メートル)、角度35度の豪快な一撃。また、3-4の5回には右中間を破る同点適時三塁打をマークし、ともに試合を流れを変えるヒットとなった。

 リーグ独走の29号で、大記録に“王手”をかけた。大谷は11日(同12日)の敵地パドレス戦で今季5本目の三塁打を放ち、5年連続での「三塁打5本&20本塁打」に到達した。米スポーツ専門局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者によると、2012年から2016年に達成したエンゼルスのマイク・トラウト外野手以来の記録だという。

 大谷は2021年以降、エンゼルス時代の2021年に46本塁打&リーグ1位の8三塁打を記録すると、以降は「34本塁打&6三塁打」、「44本塁打&8三塁打」、「54本塁打&7三塁打」をマークしており、20本塁打という枠にとどまらない。同記者はもう一つの記録も紹介しており、、5年連続での「三塁打5本&30本塁打」以上となれば、1937年から1941年に達成したMVP3回の殿堂入り選手、ジョー・ディマジオ以来とした。

 パワーとスピードを完備した選手のみが到達できる領域――大谷は84年ぶりの快挙にあと1本塁打に迫っている。果たしてすぐさま30本塁打に乗せ、快挙を達成するのか。改めて1打席1打席に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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