大谷、大谷、大谷、大谷、大谷 “完全体”でなくても…上位独占の事実に驚愕「バケモーン」

大谷が「投球速度ランキング」で1位から5位を独占
【MLB】ロイヤルズ 9ー5 ドジャース(日本時間29日・カンザスシティ)
ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたロイヤルズ戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。復帰後3度目の登板で2イニング無失点、MLB公式戦での自己最速となる101.7マイル(約163.7キロ)も計測した。この球速は、同日の両軍投手陣を通じて“最速記録”となった。
初回、大谷は先頭打者を二飛に打ち取った後、ウィットJr.に左前打、ガルシアに四球を与えて走者を背負ったが、4番パスカンティーノを101.7マイルの速球で併殺に仕留めて無失点。2回もぺレスを中飛、カグリオンをスライダーで空振り三振、ロフティンを捕邪飛と3者凡退。27球を投げて1安打1四球無失点の内容だった。
試合後、MLB公式の「ベースボール・サバント」が公開した同戦における「投球速度ランキング」では、1位から5位を大谷が独占。両軍を通して、他の投手を圧倒したことが一目でわかる指標となっている。101.7マイル(約163.7キロ)、100.2マイル(約161.3キロ)、100.1マイル(約161.1キロ)、99.9マイル(約160.8キロ)、99.2マイル(約159.7キロ)と、この試合で連発した剛球が刻まれている。
公開されたデータを見たファンは「バケモーン」「調整登板してる投手の球速じゃなくて草」「この男は29発打っている」など驚きの声を上げた。大谷愛好家としても知られる米スポーツ局「FOXスポーツ」のベン・バーランダー氏も、大谷の球速が同戦の上位を占める事実に触れ「2つの肘の手術の後に、彼は球速でキャリア最高に達した」と伝えた。
また、5回に大谷が中飛を放った際に計測した110.6マイル(約177.99キロ)の打球速度は、同試合の打球速度で両軍トップの数値。ドジャースは敗れはしたが、投打両面でメジャートップレベルのパフォーマンスを披露する大谷の“凄み”が際立つ試合となった。