MLBの22歳新星が史上6人目の“珍記録” ボンズに並ぶ1試合4度…実況唖然「また?」

ナショナルズのジェームズ・ウッド【写真:Getty Images】
ナショナルズのジェームズ・ウッド【写真:Getty Images】

ウッドがボンズ以来となる1試合4敬遠

【MLB】ナショナルズ 7ー4 エンゼルス(日本時間30日・アナハイム)

 ナショナルズの有望株、ジェームズ・ウッド外野手が残した“珍しい記録”が注目を集めている。29日(日本時間30日)、敵地で行われたエンゼルス戦で1試合4度の敬遠を記録。2004年のバリー・ボンズ以来、MLB史上6人目の記録となり、並み居る強打者の仲間入りを果たした。

 この試合、ウッドは「2番・左翼」で先発出場。初回の第1打席で左前打を放つも、5回1死二、三塁の得点機で迎えた第3打席は敬遠され勝負を避けられた。同点で迎えた7回2死二塁、9回2死三塁も敬遠。3点リードした延長11回1死三塁でも勝負してもらえず、この日4度目の敬遠となった。これには実況席も「またやるんですか!? ジェームズ・ウッドに対して本日4回目ですよ」と唖然とするしかなかった。

 4打席連続の敬遠に米メディアも続々反応。MLB公式のサラ・ラングス記者は、自身のX(旧ツイッター)で「敬遠が正式記録になった1955年以降、1試合で4敬遠以上を記録した選手」と題して、ウッドを加えた達成者6人を紹介。2004年に4試合で達成したボンズ以来となる記録であることを伝えた。

 この事実を知った日米ファンは「ウッドは22歳にして名を轟かせている」「バリー・ボンズトリートメント」「記録としては凄い事だ」と驚きの声をあげていた。

 ウッドはここまで打率.283、89安打、22本塁打、64打点を残し、OPSはリーグ3位の.938を記録するなど、メジャー2年目にしてナショナルズ打線をけん引する活躍を続けている。サラ記者が投稿したリストにはマニー・ラミレスやアンドレ・ドーソンなど名だたるレジェンドが入っており、この日の4度の敬遠は、期待の有望株である22歳の名を広めることになりそうだ。結局、試合もウッドが所属するナショナルズが延長11回の末に7-4で勝利した。

(Full-Count編集部)

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