大谷翔平の復活ロード「答えは分からない」　指揮官は2回無失点に手応え「次のステップに進む」

ロバーツ監督が試合中にインタビューに応じた

【MLB】ドジャース ー アストロズ（日本時間6日・ロサンゼルス）

　ドジャース・大谷翔平投手は5日（日本時間6日）、本拠地に行われたアストロズ戦に「1番・投手」で出場。復帰後4度目となった先発登板は2回無失点だった。試合中、FOXスポーツのインタビューに応じたデーブ・ロバーツ監督は「制球ミスが一切なかった」と称えた。

　大谷にとって現地5日は31歳の誕生日。復帰後4度目のマウンドに上がった初回、先頭のパレデスに左前打を許したが、続くスミスを二ゴロ併殺、3番アルトゥーべを遊ゴロに仕留め3人で抑えた。2回は3者連続奪三振を披露し球場は歓声に包まれた。

　2回には最速100.9マイル（約162.3キロ）をマークするなど2回1安打無失点3奪三振。ロバーツ監督は「制球ミスが一切なかったと思う。ストライクゾーンにシンカーを投げないといけない時、それが出来ていた」と好投を振り返った。

　特に、2回にカラティニを空振り三振に仕留めたスイーパーを「さらによかった」と絶賛すると、「2登板で（それぞれ）2イニング投げれたことはいいことだ。近いうちに次のステップに進むことができると思う。計画的に調整して（身体にかかる）負担を管理できれば」と5度目以降の登板を見据えた。

　続けて「みんな『いつになったら5イニングを投げられる通常の先発投手になれるんだ？』って聞いてくるんだけど、その答えは分からないよ」と笑みを浮かべながら話すと「分かるのは、慎重に進めるということだ。彼は二刀流の選手だから、（登板すれば）その全てが（チームにとって）プラスになる。今の状態はグッドだと感じているよ」と大谷がここまで歩んできた復活ロードに手応えを感じていた。

　アストロズのジョー・エスパーダ監督も試合中のインタビューで「彼が降板してよかった。球速も出ていたし、スライダーも投げていた。健康な状態に見える」と脱帽するなど、大谷の投球は両軍指揮官に大きなインパクトを残した。

（Full-Count編集部）