ド軍指揮官「1球で負けたとは言いたくないけど」 降板決断の瞬間…山本に厳しい指摘

初回途中で降板となったドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】
初回途中で降板となったドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】

初回2死二、三塁からボーンにスライダーを左中間席に運ばれた

【MLB】ブルワーズ 9ー1 ドジャース(日本時間8日・ミルウォーキー)

 ドジャースの山本由伸投手は7日(日本時間8日)、敵地で行われたブルワーズ戦に先発したが、メジャー自己最短となる2/3回を4安打5失点(自責3)で7敗目を喫した。デーブ・ロバーツ監督は「被害を最小限にして、あの回を切り抜けるチャンスはあった。ボーンの打席ではスライダーを多投しすぎたし、いい球ではなかったから本塁打を打たれた」と5球中4球投じた“偏り”を指摘した。

 41球での降板決断には「球数が増えてしまった。もう十分だと感じた。ブルペンは今後数日間、影響が出てくる可能性はあるけど、長期的なヨシの健康面も考えないといけなかった」と説明。「通常は(ピンチを)切り抜けるか、被害を最小限にするのが上手な選手だ。でも今日はそういかなかった」と嘆いた。

 山本は初回、先頭のフリリックに二塁打を浴び、続くコントレラスに四球を与えてピンチを招く。その後2死までこぎつけたが、5番のボーンに痛恨の3ランを浴びた。さらに2死一、二塁からダービンを遊ゴロに仕留めたかに思われたがベッツがまさかの悪送球。1点を追加され、9番のモナステリオにも適時打を浴びたところでマウンドを降りた。

 ボーンに許した3ランについて指揮官は「最後の球はよくなかった。1球で負けたという言い方はしたくないけど。信じていないことだけど……あの本塁打、そして四球とエラーで球数が増えてしまい、私は(投手を代えないといけないという)ストレスを感じすぎてしまった」と唇を噛んだ。

 ドジャースは9失点大敗で今季2度目の4連敗を喫した。指揮官は「完璧なチームなんてない。いる選手でもっといいプレーをしないといけない。もっといい投球をしないといけないし、もっといい守備もしないといけない。(打線も)もっと闘争心を見せないといけない。今はこれらのことが、全くできていない」と奮起を促した。

(Full-Count編集部)

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