マンシー故障離脱→ド軍5連敗 米指摘「不在と重なる」…指揮官も肩を落とす“存在感”

負傷交代したドジャースのマックス・マンシー【写真:ロイター】
負傷交代したドジャースのマックス・マンシー【写真:ロイター】

マンシーは乱視用眼鏡の着用後に復調…離脱後は5戦8得点

 主砲不在の影響を感じさせている。ドジャースは8日(日本時間9日)、敵地のブルワーズ戦に1-3で敗れ、今季ワーストの5連敗となった。直近5試合は自慢の打線がまさかの不発。MLB公式は「マンシーの不在と重なっている」とし、マックス・マンシー内野手の離脱について言及している。

 同サイトは「ショウヘイの先頭打者アーチも、ドジャースの5連敗を止められず マンシー不在の中、ロサンゼルス打線は依然として不安定な状態が続いている」として試合総括の記事を寄稿した。ドジャースはこの日、9イニングで15三振を喫し、ブルワーズ投手陣にほぼ完敗の形。試合後に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「マックスがラインナップにいることの意味は大きい」とし、34歳大砲について言及した。

 マンシーは2日(同3日)のホワイトソックス戦、6回の守備の際に三盗を企図したテイラーの頭部が左足に直撃した。そのまま倒れ込み苦悶の表情を浮かべ、肩を担がれベンチへ下がっていた。チームは翌日に左膝の骨挫傷で10日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表。約6週間の離脱が見込まれている。

 マンシー離脱後からドジャース打線は急激に湿り、直近5試合は1点→4点→1点→1点→1点。ロバーツ監督は「彼が出場できない時や登録外になっていた時を振り返って見てもらえばわかる。それが我々の攻撃にどのような影響を与えるか……存在感、強い打球を打つ能力、打席での質の高さ、左打ちであること。そういったすべてのことだ。どうすることもできないが、確実に言えるのは、彼がいない時には明らかに大きな穴が空くんだ」と、存在の大きさを口にした。

 MLB公式も「この不振の時期は、先週木曜日に左膝の骨挫傷で10日間の故障者リスト入りしたマックス・マンシーの不在と重なっている」と指摘。「マンシーが打線の中軸から外れたことで、打線の厚みは明らかに薄くなっている。特に、オオタニ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンという上位3人が打撃で不安定な状態にあることも響いている」と、本来強みのはずのMVPトリオの調子の波の影響も言及している。

 連敗が始まったアストロズ戦前の4シリーズはいずれも勝率5割未満のチーム(ナショナルズ、ロッキーズ、ロイヤルズ、ホワイトソックス)との対戦。そしてコンテンダー相手になかなか結果が出せていない。ブルワーズ3連戦後には、敵地での首位攻防ジャイアンツ戦が控えている。大事な試合を前に、まずは連敗ストップしたいところだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY