“拒否された”ドジャース移籍 156億円男の気になる去就…年俸25億円男の代役は誰?

パイレーツのブライアン・レイノルズ【写真:ロイター】
パイレーツのブライアン・レイノルズ【写真:ロイター】

8年1億675万ドルの3年目…ロイヤルズがすでに接触

 メジャーリーグはいよいよ前半戦終了が近づき、いよいよプレーオフ争いが過熱し始める。夏の風物詩と言えるのがトレード戦線。今年の注目候補が、パイレーツのブライアン・レイノルズ外野手の動向だ。一方で30歳の好打者は、ドジャースを含めた6球団に対してトレード拒否権を持っていることが発覚。米メディアも注目している。

 パイレーツは今季開幕から低迷し、8日(日本時間9日)時点で38勝55敗、地区首位に17ゲーム差をつけられてナ・リーグ最下位に沈んでいる。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」によると、パイレーツはエースのポール・スキーンズ投手を除く大半の選手についてトレードの打診を聞く構えのようで、オールスター2回の実績を誇るレイノルズもその一人だ。

 一方で「ピッツバーグ・ポストガゼット」紙のノア・ハイルズ記者によると、ヤンキース、メッツ、ブルージェイズ、ドジャース、ジャイアンツそしてパドレスに対して、レイノルズはトレード拒否条項を持っているという。「MLBトレード・ルーマーズ」は「この6チームに彼を送る取引はほとんど実現しそうにない」とした。

 名前の挙がった6チームとも外野にコアメンバーがいるものの、ドジャースに関しては補強ポイントの一つでもある。1年1700万ドル(約25億円)で今季加入したマイケル・コンフォート外野手が開幕から状態が上がらず、79試合で打率.175、7本塁打、OPS.602、勝利貢献度WARも-0.9。プレーオフを見据えた中ではコンフォートの復調ないし、代わりになる選手の補強は急務と言える。

 レイノルズに関しては、外野陣のOPS.551が30球団ワーストのロイヤルズがすでに接触している。とはいえ、8年1億675万ドル(約156億円)の契約を結んでいることから、財政的に裕福とはいえないロイヤルズが抱えるにはハードルが高いとも指摘。フィリーズやカージナルスが候補になるのでは、と分析している。

(Full-Count編集部)

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