カーショーでさえ苦笑い ド軍を“子ども扱い”…204勝OBも脱帽した怪物の実力

先発したブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキー【写真:ロイター】
先発したブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキー【写真:ロイター】

大谷に浴びた本塁打の1失点のみ

【MLB】ブルワーズ 3ー1 ドジャース(日本時間9日・ミルウォーキー)

 新たな名勝負の誕生となりそうだ。ブルワーズの新人ジェイコブ・ミジオロウスキー投手は8日(日本時間9日)のドジャース戦に先発登板し、初回に大谷翔平投手から31号先頭打者弾を浴びるも、6回12奪三振の快投を披露。その衝撃にドジャースのレジェンドOBも称賛を惜しまなかった。

 メジャー5登板目となった23歳のミジオロウスキーは初回、大谷に3球目のカーブをバックスクリーン横に運ばれるメジャーの洗礼を浴びたが、その後は立て直した。ドジャースの強力打線から三振の山を築き、3回に迎えた大谷の第2打席では、初回に打たれたカーブで空振り三振を奪ってリベンジ。6回の大谷の第3打席は四球を与えたが、後続を仕留めて6回1失点で勝利投手となった。

 ドジャース放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で解説を務め、現役時通算204勝を誇る球団OBのオーレル・ハーシュハイザー氏は「この青年から打つということは、ショウヘイがショウヘイ自身(投手大谷)から打つようなことです」と語り、100マイル(約161キロ)超えを連発する快投に大谷の姿を重ねた。

 実況のジョー・デービス氏が「6フィート7インチ(約2メートル4センチの長身)なのに(コンフォートは)球が急に伸びてくるように感じたそうです」と話すと、ハーシュハイザー氏は「利き腕から(急に)出てくる感じですよね」と解説。球の出どころの見づらさも持ち味だと述べた。

 同試合で投げ合ったドジャースのクレイトン・カーショー投手は「彼のことを覚えたよ。とても印象に残った。あれは信じられない……正直言ってどうやって打つかわからない。あれを(攻略するのは)本当にタフだ」と舌を巻いた。大谷との初対決は双方の持ち味が発揮される名勝負となったが、次回にはさらに進化した姿を見せるか注目だ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY