吉田正尚が“完全復活” 復帰戦で3安打1打点に本拠地熱狂、6連勝に貢献でいきなり存在感

ロッキーズ戦に出場したレッドソックス・吉田正尚【写真:ロイター】
ロッキーズ戦に出場したレッドソックス・吉田正尚【写真:ロイター】

吉田正尚が今季初出場で4打数3安打1打点

【MLB】Rソックス 10ー2 ロッキーズ(日本時間10日・ボストン)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が9日(日本時間10日)のロッキーズ戦に「6番・DH」で今季初出場し、4打数3安打1打点の活躍でチームを6連勝に導いた。昨年10月に右肩を手術し、この日に60日間の負傷者リスト(IL)からメジャー復帰を果たしたばかり。長いリハビリ生活を乗り越え、本拠地・フェンウェイパークで輝きを取り戻した。

 バットを左肩に担いだ背番号7が、ボストンを熱狂させた。1点リードの2回無死、カウント2-0から3球目の直球をアジャストすると、ライナー性の打球はセンターへ。今季初打席で早速のヒットを放つと、波に乗った。4回1死三塁で迎えた第2打席では、痛烈な打球が一塁手のミットを弾き飛ばして適時打となった。

 6回無死の第3打席は二ゴロに倒れたが、8回無死の第4打席ではライトへエンタイトル二塁打を放ち、この日は3安打を記録。自慢のバットで本拠地を熱狂させた。そして試合後には、この日最も活躍した選手として「Player of the Game」に選出。アレックス・コーラ監督は「マサが復帰してハッピーだ! 私たちにとって心強い打者だ」と復活を大喜び。「打線の厚みが違う。しばらくの間これほど厚みのある打線はなかった」と、その存在感を高く評価した。

 吉田は3Aウースターでの2日(同3日)の試合に今季初めてリハビリ出場。ようやく2025年シーズンがスタートし、2Aも含めてマイナーで5試合に出場した。調整試合では14打数4安打の打率.286、3打点を記録していた。

 完全復活を目指す2025年となる。吉田はメジャー移籍1年目の2023年、140試合に出場して打率.289、15本塁打、72打点をマーク。2年目の昨季は108試合に出場し、打率.280、10本塁打、56打点を記録していた。3年目の今季は怪我の影響で合流が7月になった。自慢のバットで、居場所を掴み取ってみせる。

(Full-Count編集部)

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