吉田正尚「自信はありました」 復帰戦で即貢献、手術経て辿り着いた場所「いろいろ長かった」

「Player of the Game」にも選出
【MLB】Rソックス 10ー2 ロッキーズ(日本時間10日・ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手が9日(日本時間10日)のロッキーズ戦に「6番・DH」で今季初出場し、4打数3安打1打点の活躍でチームを6連勝に導いた。試合後に「体が問題なければいけるなという自信はありました」と振り返った。
1点リードの2回無死、3球目の直球を弾き返して中前打を放った。今季初打席で波に乗ると、4回1死三塁で迎えた第2打席では、痛烈な打球が一塁手のミットを弾き飛ばす適時打に。6回無死の第3打席は二ゴロに倒れたが、8回無死の第4打席では右翼へエンタイトル二塁打を放ち、この日は3安打を記録した。
同試合の「Player of the Game」にも選出されたが、試合後には「無事にチームが勝ててよかったです」と謙虚に語った。本拠地・フェンウェイパークからの大歓声を受けたことにも「気のせいでしょ(笑)」と、おどけてみせた。
メジャー1年目の2023年は140試合に出場して打率.289、15本塁打、72打点をマーク。2年目の昨季は108試合に出場し、打率.280、10本塁打、56打点を記録。だが、昨年10月に右肩を手術した影響で、今季は60日間の負傷者リスト(IL)を経て、球宴前のメジャー復帰となった。痛みが再発した時には「先が見えなくなってしまった」と感じたこともあったというが、「いろいろここまで長かった。良いスタートが切れた」と語り、メジャー3年目のシーズンで完全復活を印象付けた。
(Full-Count編集部)