満塁で“歩かされた”大谷翔平 突いた「.219」の穴…敵将ニヤリ「そういうこと」

満塁でストレートの押し出し四球となった大谷
【MLB】ブルワーズ 3ー2 ドジャース(日本時間10日・ミルウォーキー)
ドジャースは9日(日本時間10日)、打線の不調が響いて敵地のブルワーズ戦に延長10回でサヨナラ負け。5回にブルワーズが満塁でも大谷翔平投手を歩かせたことが、結果的には最少失点にとどめる策となった。パット・マーフィー監督も試合後、この選択に満足した様子だった。
両軍無得点で迎えた5回、2死満塁から大谷がストレートで押し出し四球を選び、ドジャースは先制した。だが、続くベッツが右飛に倒れたことで、ブルワーズは最少失点で凌ぎ切った。
試合後に報道陣から「大谷と勝負を避けたのか」と問われたマーフィー監督は「後ろを打つベッツは毎年MVP候補になる選手だ。球界屈指のグレートプレーヤー。でも、今は自分のスイングができていない。そして、どこかでギャンブル(勝負)をしないといけない」と明かした。
先発したキンタナについて「彼と話をした訳ではないから、これは私の予想だけど、(大谷は)歩かせてもいいけど(ベッツは)抑えるということだったんだろう」と推し量った。ベッツは7月の月間打率が.219と不調で「いい打者だけど今は調子が悪い。そういうことだと思う」と語り、36歳のベテラン左腕が取った作戦を評価した。
最終的にブルワーズは1点を追う9回、ドジャースのスコットを打ち崩して同点に。延長10回にはイエーツも攻略し、サヨナラでドジャース戦の3連勝を飾った。
(Full-Count編集部)