ド軍の功労者が難敵に…宿敵3Aで虎視眈々 首位争い激化、4連覇へ立ちはだかる不気味な影

ドジャース時代のオースティン・バーンズ【写真:ロイター】
ドジャース時代のオースティン・バーンズ【写真:ロイター】

満塁でストレートの押し出し四球となった大谷

 ドジャースから事実上の戦力外(DFA)となり、宿敵のジャイアンツとマイナー契約を結んだオースティン・バーンズ捕手が8日(日本時間9日)、ジャイアンツ傘下の3Aサクラメントに配属された。ドジャースが6連敗を喫してジャイアンツとの差が縮まる中、かつての仲間が敵として対決する機会が訪れるかもしれない。

 35歳のバーンズは2011年ドラフト9巡目(全体283位)でマーリンズ入り。2014年オフにドジャースへ移り、2015年にメジャーデビュー。高い守備力でクレイトン・カーショー投手の専属捕手として長くチームを牽引し、2度の世界一に貢献した功労者でもあった。

 今季は13試合に出場して打率.214、0本塁打、2打点。若手のダルトン・ラッシング捕手を起用するため、5月中旬にドジャースからDFAに。6月末にジャイアンツとマイナー契約を結ぶと、ドジャースファンからは嘆きの声が続出した。当初は3Aではなくルーキーリーグで調整。3試合に出場し、このほど3Aへと移った。

 故障者が目立ち、上位打線も不調に陥っているドジャースは9日(同10日)まで6連敗と苦戦が続く。ナ・リーグ西地区2位で追うジャイアンツとは5ゲーム差にとなっている。これからの後半戦に向け、11年にわたってマスクをかぶり、チーム事情を熟知しているバーンズがメジャーに昇格すれば、数字以上に難敵となる可能性がある。

(Full-Count編集部)

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