オリ紅林が値千金のグランドスラム 支配下昇格の22歳が初安打初打点…10日のパ・リーグ

プロ初安打を放った西武・仲三河優太【写真:岡部直樹】
プロ初安打を放った西武・仲三河優太【写真:岡部直樹】

紅林が球団通算9000本塁打

 オリックスは京セラドームでソフトバンクに4-0で勝利した。

 先発の東晃平投手は序盤はピンチを背負いながらの投球となったが、いずれも要所を締め先制点を与えなかった。4回表はこの試合初めて3者凡退に切ると、5回も危なげなく抑え、5回2安打5四死球2奪三振無失点で降板した。

 6回を2番手・山岡泰輔投手が3人で退け、0-0で迎えた6回。先頭・太田椋内野手の安打から1死満塁の好機をつくると、紅林弘太郎内野手が左翼席上段への5号満塁弾を放ち、均衡を破った。

 7回以降は岩嵜翔投手、ルイス・ペルドモ投手、アンドレス・マチャド投手が無失点でつないで試合終了。勝利したオリックスは、紅林の一発が球団通算9000本塁打に。中川圭太内野手は3安打を放つ活躍を見せた。

 一方のソフトバンクは、先発・松本晴投手が5回まで粘投しながらも、6回に手痛い被弾。5.1回9安打2四球4失点の内容だった。打線も序盤に決定打を欠くと、6回以降は得点圏に走者を進められず、連勝は「4」で止まった。

1軍初出場の仲三河がプロ初安打

 西武はベルーナドームで楽天に5-1で勝利した。

 高橋光成投手は序盤からテンポの良いピッチングで5回まで無安打2四球の内容。一方の打線は初回に2死一、二塁の好機を逃すと、その後も毎回安打を出しながら本塁が遠い展開が続く。試合は0-0のまま、前半戦を終えた。

 6回、高橋は鈴木大地内野手にこの試合初安打となる三塁打を浴びると、続く黒川史陽内野手の適時打で1点を先制される。しかし直後の6回、2死一塁から渡部聖弥外野手に6号2ランが飛び出し逆転。さらに7回には長谷川信哉外野手の適時二塁打で2点を加え、スコアは4-1に。

 高橋は7回113球3安打2四球7奪三振1失点で降板。8回を甲斐野央投手がつなぐと、8回には代打で1軍初出場の仲三河優太外野手がプロ初安打となる適時打で1点を追加。9回は平良海馬投手が締めて5-1で試合終了。西武は連敗4でストップし、高橋が5月7日以来の今季3勝目を挙げた。

 敗れた楽天は、岸孝之投手が7回途中9安打4失点と粘り切れなかった。打っては鈴木大が先制のきっかけとなる三塁打含む2安打をマークしている。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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