マ軍152億円、2023年MVP…MLB本塁打競争の出場者決定 “大谷超え”怪物打者も

ホームランダービーに出場する8選手【画像:MLB公式Xより】
ホームランダービーに出場する8選手【画像:MLB公式Xより】

アトランタで開催のオールスター

 MLBは10日(日本時間11日)、オールスター戦前夜に行われる、14日(同15日)のホームランダービーにヤンキースのジャズ・チザムJr.内野手が参加すると発表した。これで全8選手が全て出揃った形に。メジャー最多36号を記録するマリナーズのカル・ローリー捕手を含め、好選手たちが鎬を削る。

 最初に参加を表明したのは、地元アトランタ開催とあってブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手だった。2023年に史上初の「40本塁打&70盗塁」をマークし、ナ・リーグMVPを受賞した天才打者。昨季は5月に左膝の前十字靭帯を断裂して大半を全休し、今季も開幕は出遅れたが、41試合で打率.336、11本塁打、OPS1.055とさすがの成績を残している。

 ドジャース・大谷翔平投手やヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手など、過去に出場歴があるものの“過酷さ”から辞退する選手も少なくない中、今季の本塁打王レースで旋風を巻き起こしているローリーの参戦に球界は沸いた。36本塁打はメジャートップに立ち、すでにマリナーズの球団記録を更新。前半戦歴代最多本塁打記録を持つ、バリー・ボンズの39本に接近するなど、“最強打者”として君臨している。左右両打席でスイングするのかにも注目される。

 超逸材のジェームズ・ウッド外野手(ナショナルズ)、バイロン・バクストン外野手(ツインズ)、ジュニオール・カミネロ内野手(レイズ)、ブレント・ルッカー外野手(アスレチックス)も表明する中、注目はオニール・クルーズ外野手(パイレーツ)だ。

 打率.204、OPS.724と成績自体はやや低調ながらも16本塁打をマーク。何よりも捉えた時の打球は凄まじく、平均打球速度96.4マイル(約155.1キロ)、最高打球速度122.9マイル(約197.7キロ)はメジャートップに君臨している。あの大谷らを抑えるパワーの持ち主で、ホームランダービーでの活躍に期待が集まる。

【出場選手一覧】“大谷超え”怪物打者も…MLBホームランダービーを制するのは?

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