106億円契約も…MLB最多7度目の“失敗” ド軍守護神に嘆き続出「酷い」

セーブ失敗の回数がメジャー最多となった
【MLB】ドジャース 5ー2 ジャイアンツ(日本時間14日・サンフランシスコ)
試合には勝利したものの、守護神に不安が残った。ドジャースは13日(日本時間14日)、敵地でのジャイアンツに5-2で勝利した。2点リードで迎えた9回には1死からタナー・スコット投手が同点2ランを浴びて延長戦に突入。今季7度目のセーブ失敗はメジャー最多となった。
前半戦最後となる一戦は、山本が7回無失点の好投を披露。フリーマンの適時打とロハスのソロで奪った2点のリードを8回まで守ったが、9回に登板したスコットが誤算だった。1死からチャップマンに安打を許すと、続く代打マトスに浮いたスライダーをスタンドへ運ばれ、勝利が遠のいた。
延長11回の戦いを制したものの、守護神を任された左腕は不安を残す結果となった。マーリンズ時代の2023年に74試合で防御率2.31、昨季は2球団で72試合に投げて防御率1.75と圧倒的な成績。過去2年の勝利貢献度WAR7.9は救援投手1位で、オフに4年7200万ドル(約106億円)の大型契約を手にした。
しかし、5月中旬からは複数失点する試合も増加。6月は5試合連続セーブを記録するなど13試合で防御率1.35と復調したかに見られたが、7月は5登板中3試合で失点を喫している。
セーブ失敗はこれで7度目で、メジャー最多となった。ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」が「スコットは今季7度目のセーブ失敗を記録した。2022年に並んでキャリアハイの数字となる」と紹介すると、「7200万ドル(約106億円)を違う形で使うべきだった」「なぜまだ投げ続けているのだろうか」「痛々しい」「酷い」「スコットは球界最悪だ」などと、厳しい声が並んでいた。
(Full-Count編集部)