ド軍指揮官が苦言「いつも同じコースが」 また背信…守護神がMLB最多7度目のセーブ失敗

直近4試合で5失点…背信投球続く
【MLB】ドジャース 5ー2 ジャイアンツ(日本時間14日・サンフランシスコ)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は13日(日本時間14日)、敵地で行われたジャイアンツの試合後に報道陣の取材に応じ、今季7度目のセーブ失敗となったタナー・スコット投手について「同じコースの速球が捉えられている」と苦言を呈した。
ドジャースは、先発の山本由伸投手が7回を7奪三振、3安打、2四球、無失点で9勝目の権利を得て交代。だが、9回にスコットが代打マトスにスライダーを運ばれ、痛恨の同点2ランを被弾。延長11回に中軸の3連打で、なんとか勝利をつかんだ。
ここまでチーム最多の19セーブをマークしているスコットは、6月は13試合で防御率1.35、8セーブと好調だったが、7月に入り最近4登板で5失点と不安定さが目立つ。ロバーツ監督は「スライダーを投げる時、内に入ってくる球が多すぎだ。そして、(いつも)同じコースの速球が捉えられている。だから、速球はもう少し他の所にも投げないといけない」と苦言を呈した。
不調の要因について、直球とスライダーの2球種で勝負するスタイルから「相手はゾーンを狙ってくる。狙った所に投げられなかったら、長打を打たれる可能性がある。実際にそうなっている。簡単な話だ」とばっさり。制球についても「少しアバウトになってしまう時がある。少しだけね。彼をもっといい状態にしないといけない」と課題を挙げた。
(Full-Count編集部)