大谷翔平は「クレイジーだ」 二刀流の躍動に敵右腕も唖然「ショックを受けた」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ジャイアンツのループが振り返った大谷との対決

【MLB】ドジャース 5ー2 ジャイアンツ(日本時間14日・サンフランシスコ)

 ドジャース・大谷翔平投手が投打に活躍する姿は、敵右腕にも大きなインパクトを残した。12日(日本時間13日)、敵地で行われたジャイアンツ戦に大谷は投打同時出場。3回を無失点に抑え、無安打ながらも4度打席に立った。大谷と投げ合ったランドン・ループ投手は「(大谷が)1番を打ち続けていることにショックを受けた」と語った。

 大谷は初回の第1打席で一ゴロに倒れると、その裏、マウンドへ。先頭のヤストレムスキーを98.9マイル(約159.2キロ)のフォーシーム、続くラモスも高めの99.9マイル(約160.8キロ)のフォーシームで連続三振。3番のデバースはスライダーで空振り三振に仕留め、3者連続三振に敵地は騒然となった。復帰後最長となる3イニングを投げて1安打1四球4奪三振無失点。7連敗ストップにつながる快投をみせた。

 試合後、地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」の取材に応じた右腕は、前日の試合で海に飛び込む特大32号を放ち、その翌日に投手として活躍した大谷について「クレイジーだ。試合前、(大谷が)まだ1番を打ち続けていることにショックを受けたんだ。なぜなら、試合前にブルペンで投球練習をしないといけないでしょ。それなのに彼は(二刀流を)完璧にやってしまうんだ」と感嘆した。

 ただ、大谷との対戦では意地を見せた。5回の第3打席、見逃し三振に仕留めた場面を振り返ると「彼が(カーブを)狙っていることを察知したので、立て続けに投げたくなかった。高めに強い球を投げたらストライクの判定になった」と得意気に語った。

 メジャー2年目のループは、打線の援護に恵まれず、この日6敗目を喫したが6回を7安打2失点。打者・大谷を完璧に封じこめた投球に自信を深めたはずだ。

(Full-Count編集部)

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