球宴でも「1番・大谷」が実現したワケ ロバーツ監督は不敵な笑み「度肝を抜かれる」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ロバーツ監督が米メディアに語った

 ドジャースの大谷翔平投手が、15日(日本時間16日)にジョージア州アトランタで行われるオールスター戦に「1番・指名打者」で先発出場する。デーブ・ロバーツ監督は米スポーツ局「MLBネットワーク」にゲスト出演した際に、1番起用について「ノー。難しくなかったよ」などと語った。

 ドジャースの選手がオールスターで1番を打つのは1985年以来となる。ロバーツ監督は米スポーツ局「MLBネットワーク」のインタビューで、「ノー。難しくなかったよ。タリク・スクーバルというタフな相手と対戦しないといけないけどね。(1番大谷を)迷わなかった」と起用理由を説明。「先頭打者を打たせて、何打席か立たせる」と説明。攻撃の起点として期待はもちろんだが、ナ・リーグの指名打者部門で最多票を得たスターにふさわしい起用となる。

 大谷の能力について「彼はスペシャル。今シーズンここまで5先発を果たしていて、球速は102マイル(約164.2キロ)を計測し、スイーパーもある。そして、この打撃(リーグ最多32本塁打)をしてしまうから度肝を抜かれる」と評価。投打二刀流での圧倒的な存在感に信頼を寄せた。

 後半戦の登板プランについても「いつ登板させるか分からないけど、3イニング投げさせるつもりだ。最終的には6イニングくらい投げて欲しいから、少しずつ(イニング数を)増やしていく」と明かし、段階的な登板計画を示した。

 大谷は2021年から5年連続でオールスター戦に先発出場しており、昨年は「2番・DH」でスタメン出場。3回に球宴初本塁打となる先制3ランを放ち、史上初の「勝利投手&本塁打」の偉業を達成した。ナ・リーグの「1番・DH」で先発を務める今年、2年連続のアーチとMVP、そして球宴での新たな伝説が期待される。

(Full-Count編集部)

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