DeNA、藤浪晋太郎の獲得を発表 3年ぶり日本復帰…大逆転Vへ阪神猛追の“切り札”、背番号27

DeNA入団が発表された藤浪晋太郎【写真:小谷真弥】
DeNA入団が発表された藤浪晋太郎【写真:小谷真弥】

今季はマリナーズ傘下で21試合に登板、6月18日に退団が発表されていた

 DeNAは16日、藤浪晋太郎投手の獲得を発表した。背番号は「27」。補強期限最後の1か月に、“出戻り”のマイク・フォード内野手に続く補強で、昨季の日本一軍団が大逆転優勝に本気の姿勢を見せている。

 藤浪は2012年ドラフト1位で阪神に入団。2022年まで10年間で通算189試合で57勝54敗11ホールド、防御率3.41という成績を残した。同年オフにポスティングシステムを利用して海を渡った。

 メジャー1年目はアスレチックスとオリオールズでプレー。シーズン序盤は先発で苦しんだが、救援へ配置転換後に成績が向上し、計64試合に登板して7勝8敗2セーブ5ホールド、防御率7.18だった。

 2024年はメッツに加入も、開幕前にマイナー落ちしてメジャー昇格は叶わなかった。今年1月末にマリナーズとマイナー契約を結び、キャンプ招待選手としてスプリングトレーニングに参加。シーズン開幕をマイナーで迎え、21試合登板で2勝1敗4ホールド、防御率5.79で、6月17日(同18日)に傘下3Aタコマを退団することが発表されていた。

 DeNAの先発陣は東克樹、アンドレ・ジャクソン、アンソニー・ケイの“3本柱”と、トレバー・バウアーらが揃うが、5番手以降は固定できていない。救援陣は、今季2年ぶりに復帰して抑えを務めていた入江大生が右前腕の神経障害により12日に出場選手登録を外れており、層が厚いとは言えない現状だ。先発と救援のどちらもこなせる剛腕の加入で、27年ぶりのリーグ優勝に向けて虎の背中を追いかける。

【画像】横浜スタジアムに“登場”も…うつむく藤浪晋太郎

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY