大谷翔平は「普通のやんちゃな子」 圧倒的な投打の一方で…初の同僚で感じた“裏の顔”

球宴に出場したピート・クロウ=アームストロング【写真:小谷真弥】
球宴に出場したピート・クロウ=アームストロング【写真:小谷真弥】

「まるで大人が子どもの中に混じってプレーする、みたいな時があるのに」

 カブスのピート・クロウ=アームストロング外野手は16日(日本時間17日)、オールスター戦にナ・リーグの「9番・中堅」で先発出場し、2回に球宴初安打となる右翼線二塁打を放った。2打数1安打。初めての夢舞台で前日の会見では緊張した様子だったが、「もう完全に『いつもの野球』モードに戻ってました。ベンチではみんなと冗談を言っていたぐらいで。いつも通りベンチで仲間とワイワイしてた感じです」と笑顔で振り返った。

 メジャー3年目の23歳。刺激たっぷりの球宴だった。「みんながリスペクトしあっていて、それがすごく素敵でした。短い時間だったけど、多くの人とつながれたことがうれしかった。(球宴中の体験は)全部覚えていると思います」と表情を緩めた。

 初めてチームメートとして接したドジャース・大谷翔平投手にも感銘を受けた。「ショウヘイを心から尊敬してます。まるで大人が子どもの中に混じってプレーする、みたいな時があるのに、ベンチに帰って来たら、まるで普通のやんちゃな子のように振る舞って場を和ませる。あれだけ注目されているのに、真摯に野球と向き合い、周りへのリスペクトも忘れない。本当に尊敬しています」。MVP争いをする二刀流との交流も楽しんだようだ。

 カブスの後半戦初戦は18日(同19日)からの本拠地・レッドソックス戦。2日間の休養日については「ゴルフ、ゴルフ、そして睡眠ですね。あとはたくさん水を飲むこと」と笑顔を見せていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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