ド軍に深刻なマンシーショック 20分で取材終了→切り替えも…指揮官は嘆き「完全に嵐だ」

マンシー離脱後は11戦30得点と得点力不足に「得点を取る方法を見つけなければいけない」
【MLB】ブルワーズ 2ー0 ドジャース (日本時間19日・ロサンゼルス)
めちゃくちゃ早かった。ドジャースの試合後の取材だ。敗戦から12分後にロバーツ監督が会見室へ。「相手は素晴らしい投球をしていた。ほとんどミスはなかった。四球もほどんど出さないし、とにかく投手陣が素晴らしい」。監督会見が4分弱で終了すると、監督会見とほぼ同時刻に開放されたクラブハウス取材もグラスノー、コンフォートの囲み取材で終了。試合終了からわずか20分で取材も終了となった。
敗因は明らかだった。ドジャース打線だ。先発のプリースターに6回まで10三振を喫して散発3安打無失点。頼みの大谷翔平も4打数無安打。初回はフルカウントから空振り三振したものの、3、6、9回と3打席連続の初球打ちで凡退した。2時間16分で完封負けとなった。
6月に打線を引っ張っていた大砲マックス・マンシーが3日に離脱してから3勝8敗。打線は11戦30得点と得点力不足に陥っている。「完全に嵐のような状態だ。今、相手投手は非常にいい状態で、こちらの打者の何人かは調子を落としている。彼(マンシー)なしで得点を取る方法を見つけなければいけない。ヒットをつなげないと得点にはつながらない」。ロバーツ監督は語気を強めた。
ドジャースタジアムへ観戦した方ならわかると思うが、試合終了後の周辺の道路は酷い渋滞となる。この日は試合後にドローンショーが予定されていたとあって、多くのドジャース関係者はドローンショー終了前に球場を離れようと帰路を急いだ。これが、この日の取材が早く終わった主な要因だが……。
ロバーツ監督は「明日は新しい1日ですから。気持ちをリセットして、また準備をしないといけない。相手がこちらに同情するなんてことはないのだから」と語った。スッキリ気持ちを切り替えて、後半戦初勝利を目指したい。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)