身長201cm元助っ人に届いた訃報 愛妻が急逝…飛行機内で体調急変、台湾の球宴は辞退

中日時代のスティーブン・モヤ【写真:荒川祐史】
中日時代のスティーブン・モヤ【写真:荒川祐史】

モヤは中日、オリックスで活躍…今季は54試合で19HR、OPS.996

 台湾プロ野球CPBLの台鋼ホークスは19日、中日とオリックスでもプレーしたスティーブン・モヤ内野手が家族の不幸により、今週に開催予定のCPBLオールスターを辞退すると発表した。球団によると、モヤの妻が来台中の飛行機内で体調を崩し、台湾到着後に病院へ緊急搬送されたものの、亡くなったという。

 モヤは2008年にMLBタイガースと契約し、2014年にメジャーデビュー。2018年から中日でプレーし、2019年6月にオリックスにトレード移籍した。2021年には自己最多106試合に出場したが、打率.229、13本塁打、OPS.634にとどまって自由契約。身長201センチの体格から豪快なスイングで、NPB通算39本塁打を放っていた。

 その後はメキシカンリーグなどでもプレーし、昨年1月に球団史上初の外国人野手として台鋼ホークスに加入した。登録名は「魔鷹」だった。1年目の昨季は115試合で打率.294、30本塁打、99打点、OPS.934。今季も54試合で打率.290、19本塁打、OPS.996の好成績を残していた。

 台湾紙「中天新聞網」によると、球団GMらはすぐに病院へ駆け付け、朝までモヤに付き添ったものの、快方には向かわなかったという。球団は「彼に必要なあらゆる支援を提供すると約束しました。現在、モヤはオールスターを辞退しましたが、今後のレギュラーシーズン残りの試合への出場についてはまだ話し合われていません」とした。また、突然の訃報に洪一中監督は当初デマだと思ったが、真実と知って「とても悲しい」と話した。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY