不振ベッツに自責の念 1番起用も最後の打者に「もっといいプレーしなきゃ」

「もっといいプレーをする必要がある。ただ、それだけ」
【MLB】ブルワーズ 6ー5 ドジャース(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は20日(日本時間21日)、本拠地のブルワーズ戦に「1番・遊撃」で先発出場し、3回の中前打で4試合ぶり安打をマークした。しかし、9回2死満塁では中直に倒れて最後の打者に。「全ての面で、もっといいプレーをしなきゃいけない。他のみんなのことは分からないけど、自分としては、もっといいプレーをする必要がある。ただ、それだけ」と声を絞り出した。
7月は打率1割台と低迷。出口の見えないスランプに陥り、前日19日(同20日)は先発メンバーからも外れた。この日は心機一転、1番スタメン。慣れ親しんだ打順に戻ったが、満点回答とはいかなかった。5打数1安打1得点。ベッツはうつむいたまま取材に応じ、「特に何も変わらない。ただのいつも通りの1日、球場での1日だ」と、元気もなかった。
試合前には「昔からずっと頼りにしてきた感覚ややり方みたいなものが、もう機能しなくなっている。だから今は今の自分に合ったやり方を見つけようとしている。難しいけど、何とか答えを見つけなきゃいけない」と打撃不振による苦悩を打ち明けていた。3回の中前打で大谷翔平の先制2ランを演出したが、その表情は曇りっぱなしだった。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)