大谷翔平、また“唯一”の伝説が判明 物議を醸した申告敬遠…過去70年で初の記録

9回2死一塁から敬遠→サヨナラにつながる
【MLB】ドジャース 4ー3 ツインズ(日本時間24日・ロサンゼルス)
物議を醸した申告敬遠の裏で快挙がなされていた。ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのツインズ戦で9回2死に一塁が埋まっていながらも申告敬遠を受けた。米メディアは、これが“史上初”の記録をもたらしたと指摘している。
同試合では初回に37号ソロを放った大谷。迎えた9回2死一塁の第5打席で、ツインズ側は同点の走者を二塁へ歩かせても大谷との対戦を避け、申告敬遠を選択。球場は大ブーイングに包まれたが、その後チームは満塁とし、フリーマンの適時打で大谷はサヨナラのホームを踏んだ。
米スポーツメディア「オプタ・スタッツ」は同日、この記録についてX(旧ツイッター)で言及。「敬遠は70年前の1955年にMLBの公式統計となった。それ以来、チームが敗北まであとアウト1つで、得点圏に誰もいない状況で故意に四球を与えられ、その後決勝点を記録した選手はただ1人だ。それはショウヘイ・オオタニ」と記した。
逆転負けを喫したツインズのロコ・バルデリ監督は試合後に「同点となる走者が一塁にいて、球界最高の打者を迎える場面だった。最終的に、我々にとっての正解を問われるとするならば、ルイーズと勝負してアウトを奪うことだった」と敬遠の理由を明かした。ツインズ側にとっては裏目に出た采配だが、また一つ大谷が伝説を残すことになった。
(Full-Count編集部)