443打席連続凡退でも…イチローが残した“衝撃の指標” 凄さ物語る19年間の「300」

MLB通算打率3割を切るには…444打席連続凡退が必要
メジャー通算3089安打を誇り、米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の“偉業”をMLB公式が改めて伝えた。「特別な選手だった」とスタッツを紹介している。
MLB公式SNSは「イチロー・スズキは本当に特別な選手だった。クレイジーなスタッツをスレッド形式で紹介」と掲載。画像に「実際に目撃しないと信じられない、イチローのワイルドなスタッツ8選」のコメントを添えて立て続けに投稿した。
1.「プロ通算4367本をマーク。そのうち3089安打はMLBで、1278安打はNPBでマーク」2.「2004年にシーズン歴代最多安打記録(262本)を樹立。84年間破られていなかった、殿堂入り選手ジョージ・シスラーの記録(1920年シーズンに257安打)を更新」3.イチロー氏はメジャーデビューした2001年の出場3戦目となった4月4日(日本時間5日)のアスレチックス戦の第1打席でシングルヒットをマークしているが、この時点で「MLB通算打率を.333に引き上げた。その後引退するまでの19シーズン、通算打率.300を下回ることはなかった」と報じている。
さらに4.「イチローは(MLB)通算打率.300を下回るには、444打席連続凡退しなければいけない」5.キャリア通算打率.311は2000年以降デビューし、最低5000打席以上立った選手の中では歴代最高記録」6.「実は右投手(通算打率.304)よりも左投手(通算打率.329)の方が得意としていた。左右の投手の打率を計測し始めた1974年以降で、(.329は)左対左の歴代最高記録だ」との“伝説”を羅列した。
7.「イチローは(MLB)通算2653試合に出場し、1度も1試合4三振をマークしたことがない。1試合3三振は僅か22回で、(出場)全体の1%にも満たない」8.「イチローは27歳までMLB初ヒットを記録していない。(MLB通算)3000安打を達成した選手の中で、初ヒットはウェイド・ボッグスの23歳315日を抜いて歴代“最遅”記録」。今後、塗り替えられる可能性が極めて低そうな8個の偉業を並べていた。
数々の記録にファンも改めて驚愕。「クレイジーなスタッツだ!」「唯一無二」「史上最高」「キング」。日本のファンからも「3試合目以降生涯打率3割切らないの凄すぎる」「うんちくがたくさんあって面白かった」「イチローさん超人」「200本安打、(打率).300を10年連続も衝撃だけどデビュー3試合目から1回も通算.300を切ってないってどういうことやねん」「いかにすごかったか」と改めて敬意を示していた。
イチロー氏は今月27日(同28日)、米殿堂入り表彰式典に出席する。
(Full-Count編集部)