誰も分かっていない大谷翔平の“異常性” 敵軍放送局でも話題持ち切り「クレイジーですよ」

大谷は第2打席で右前打…レッドソックスの地元放送局でも話題独占
【MLB】ドジャース 5ー2 Rソックス(日本時間26日・ボストン)
ドジャース・大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地でのレッドソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。第2打席で右前打を放ち、6試合連続安打とした。レッドソックスの地元放送局「NESN」では、大谷の出塁後に偉才の才能をベタ褒めする場面があった。
ベッツ欠場の影響で6試合ぶりに1番打者に復帰。第1打席はベロの前に三振に仕留められたが、第2打席はフルカウントから内角ボール球の直球を振り抜き、右前に運んだ。その直後、レッドソックス実況は「オオタニは盗塁もできます。今季13盗塁を記録しています」と伝えると、解説のウィル・ミドルブルックス氏は「オオタニは昨年のような走塁は見せていませんね。59盗塁でした。54本塁打を打ちながら、とんでもないですね」と改めて「50-50」に脱帽した。
実況は思わず「ふっ」と苦笑いすると、ミドルブルックス氏は「ビデオゲームのような数字です。私なら『MLB the show』でもできないと思います。クレイジーですよ」と続けた。さらに、スミスの打席でエンドランを仕掛ける素振りを見せると、「あのようなストライドで。クレイジーですよ。あの体の大きさで、あんなに速く動けるなんて」と目を丸くした。
さらに話題は、今季復活を果たした二刀流に及んだ。ミドルブルックス氏とともに放送ブースに登場した別の解説は「私にとって、ショウヘイのことで興味深いのは、彼がどれだけ(この先)長く投手とプレーヤー(打者)として出場できるかです。打者として出場しつつ、先発投手として(一般的に)5日ごとに投げるために必要な調整の量を、人々は理解していないと思います」とし、投打を同時にこなすことの“異常さ”を訴えた。
大谷は試合前の段階でリーグトップの37本塁打、OPS.997をマーク。さらに、6月に復帰した投手としても6試合に投げて防御率1.50、12回で13奪三振を記録している。いよいよ二刀流が本格稼働した時、さらに驚くようなパフォーマンスが披露されるはずだ。
(Full-Count編集部)