大谷翔平の“すごい選手”発言「嬉しかった」 ド軍26歳が発奮…逃さなかった初セーブ

クローザー起用も「特に驚きはなかった。誰がどこで投げるかわからない」
【MLB】ドジャース 5ー2 Rソックス(日本時間26日・ボストン)
ドジャースのベン・カスパリアス投手は25日(日本時間26日)、敵地のレッドソックス戦で9回から救援し、1回1安打無失点と好投。自身初セーブを挙げた。フェンウェイパークから近いコネチカット州出身の26歳は、「とても特別でした。エメット(シーハン)と同じ試合で出来たことが嬉しかった。いつか同じ試合で出来たらと話していたんだ。いい遠征のスタートになった」と声を弾ませた。
3点リードの9回から救援。先頭・ストーリーに左翼線二塁打を許したが、続く吉田を内角への94.6マイル(約152.2キロ)で三ゴロ。2死後に死球を与えて一、二塁としたが、レフスナイダーを外角スイーパーで二ゴロに打ち取った。
クローザーでの起用となったが、「特に驚きはなかった。うちのブルペン陣はすごく柔軟性があるので、誰がどこで投げるかわからない。自分かもしれないと思ってました」。初セーブの記念ボールを受け取り、「ちゃんと取ってあります。絶対に飾ります」と白い歯を見せた。
勝っていても、負けていても関係なくマウンドに上がる。そんなフル回転する姿に、同僚の大谷翔平投手からオールスター前日会見で「今季すごいと思った選手」に中継ぎ左腕ジャック・ドライヤーと共に挙げられていた。
「ショウヘイのような素晴らしい選手からそんな言葉をもらって、すごく嬉しかった。いろんなポジションで投げているけど、彼からそんな評価をしてもらえるのは本当にありがたい」
後半戦は2試合連続失点中で、22日(同23日)の本拠地・ツインズ戦では「右ふくらはぎのけいれん」で途中降板していた。「すぐにチャンスをくれたことに感謝したい。ここ数日は調子も良くなったと感じていた。まず1つこなせたことでホッとしました」と安堵の表情を浮かべていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)