マ軍ローリー、メジャー最速40号 大谷&ジャッジより先に到達…捕手では史上7人目の記録

エンゼルス戦で両リーグ最速40号
【MLB】エンゼルス ー マリナーズ(日本時間27日・アナハイム)
マリナーズのカル・ローリー捕手が26日(日本時間27日)、敵地・エンゼルス戦に「3番・DH」で出場。6回に両リーグ一番乗りとなる40号ソロを放った。捕手での年間40本超えは史上7人目の記録となった。
6回の第3打席に97マイル(約156.1キロ)の直球を右翼席に運んだ。打球速度113.5マイル(約182.7キロ)、飛距離416フィート(126.8メートル)、打球角度27度の一発だった。
後半戦は4試合ノーアーチだったが、22日(同23日)に39号を放つと、この日も3試合ぶりの一発。ア・リーグの本塁打王争いでは、ライバルのアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が右肘痛のため負傷者入りすることが決まり、これで3本差に突き放した。ナ・リーグ1位の大谷翔平投手にも2本差をつけた。
主に捕手として出場した選手の最多本塁打は、2021年にサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)が放った48本。スイッチヒッターの最多本塁打記録は1961年のミッキー・マントル(ヤンキース)が記録した54本。ローリーは年間61発ペースで、両記録を更新する可能性がある。
また、シーズン40本塁打達成はマリナーズ史上5人目で、2016年のネルソン・クルーズ以来の記録。ローリーは今季前半戦で38本塁打をマーク。14日(同15日)、米ジョージア州アトランタで行われたオールスター戦前のホームラン競争では捕手として初めて優勝を果たしていた。