昨夏Vの京都国際、2年連続の甲子園 西村一毅が9回141球12K完投…鳥羽、痛恨失策が響く

鳥羽は勝利なら10年ぶりの甲子園だった
全国高等学校野球選手権京都大会が27日、わかさスタジアム京都で行われ、京都国際が鳥羽に4-3の逆転勝利。2年連続4回目の甲子園出場を決めた。
手に汗握る接戦を制した。昨夏甲子園の優勝に貢献し、胴上げ投手になったエースの西村一毅(3年)が初回に2失点。打線は5回に1点を返すも、8回に再び突き放された。しかし、王者が意地を見せる。その裏、先頭が死球で出塁すると、2死から1番の長谷川が同点適時打。試合を振り出しに戻した。
西村は9回も続投。141球を投げて5安打3失点、12奪三振の粘りの投球だった。その裏、先頭が左翼線に安打を放つと、鳥羽が牽制悪送球の間に走者は三塁まで進んだ。その後、敬遠で一、三塁として6番・猪股琉冴捕手(3年)がサヨナラ打を放った。
惜しくも優勝を逃した鳥羽は、勝てば10年ぶりの夏甲子園出場だった。準決勝の京都外大西戦では3-7で迎えた9回、4番で主将の横谷乙樹内野手(3年)が釣銭なしのサヨナラ満塁本塁打を放って決勝に駒を進めた。横谷は西村からこの日も先制の2ランを叩き込んだ。
(Full-Count編集部)