通算703発男、目にしたイチローの“本当の姿”「騙されちゃいけない」 MLBを変えた影響力

プホルス氏が称えたイチロー氏の偉業
MVP3度を誇るアルバート・プホルス氏が27日(日本時間28日)、米殿堂入り表彰式典に出席したイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の“偉業”を「素晴らしいキャリアだね」と改めて称賛した。
ライブ中継を行ったMLBネットワークでは式典の開始前、会場に来ていたプホルス氏にインタビューを行った。「彼が野球をどのように変えたか。マリナーズに入団しMLBに来てから、あの数字が物語っている。(イチローがもたらした)熱狂だったり、野球のプレーの仕方だったり」と力説。メジャー1年目から242安打を記録し、10年連続で200安打を放ったイチロー氏がMLBに与えた影響について語った。
続けてプホルス氏は「そして、騙されちゃいけないことがあるんだ」とイチロー氏の“本当の姿”に言及。「その気になれば本塁打を打てるんだ。彼の守備や打撃、走塁、肩、そして本塁打を打つ力強さ。打撃練習をする姿を何度も見たけど、私としては『彼はホームランダービーに出るべきだ』という感じにいつもなっていたよ。素晴らしいキャリアだね」と、通算703本塁打を誇る強打者は称賛を惜しまなかった。
イチロー氏は2001年にマリナーズでメジャーデビューし、首位打者、盗塁王、MVP、新人王を獲得。同年から10年連続で打率3割、200安打を達成した。2004年にはシーズン262安打の新記録。メジャー通算通算3089安打を放ち、今年1月にはアジア選手として初の米野球殿堂入りを果たした。
(Full-Count編集部)