イチロー氏が鳴らした警鐘「伝わることがあまり無い」 いまこそ必要な“日本の文化”

MLBナウに出演…米国に“あってほしい”と思うこと
アジア出身選手として初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が27日(日本時間28日)、ニューヨーク州クーパーズタウンでの表彰式典に出席し、英語でスピーチを行った。一夜明けた28日(同29日)、MLBネットワークの番組「MLBナウ」に出演し、現代野球への想いを語った。
司会のブライアン・ケニー氏が「アメリカの野球は日本から何を学べますか?」と質問を投げた。それに対し、イチロー氏は「今の日本の野球がどうかはわからないですけど……」とした上で、「大事なのは先輩が後輩に伝えていく。その後輩がまた後輩に伝えていく、世代を超えて伝わっていくことがある」と伝えた。
情報を容易に手に入ることができる現代社会。「なんか分かったような気にはなれる。ただ、本当に伝わることがあまり無い。(次世代に伝えていくことは)それはすごく大事なことで、日本の文化としてあるので。アメリカもそうであってほしいなと思います」と語った。
(Full-Count編集部)