ハーパー激怒、MLB機構トップに「とっとと出ていけ」 明らかになった“言い争い”

フィリーズのブライス・ハーパー【写真:ロイター】
フィリーズのブライス・ハーパー【写真:ロイター】

サラリーキャップ導入をめぐる言い争い…マンフレッドコミッショナーに激怒

 フィリーズのブライス・ハーパー内野手がMLBのコミッショナー、ロブ・マンフレッド氏と口論したと28日(日本時間29日)、米スポーツ局「ESPN」が報じた。ハーパーはミーティング中に「うちのクラブハウスから、とっとと出ていけ」と憤ったという。

 同局が報じたのは、全選手との関係性をよくするためにコミッショナーが毎年各チームと行っているミーティング中の出来事。マンフレッド氏は「サラリーキャップ」という言葉は一度もはっきりと言わなかったが、試合の経済利益についての話になった際に、ハーパーがだんだんと苛立ちを見せたという。

 サラリーキャップとはチームが選手に支払う年俸の総額に上限を設ける制度のこと。MLB機構が導入を検討しており、複数の球団オーナー側は賛成の立場を示している一方で、選手会は猛反発している。

 このミーティング中、ハーパーはバットを手に椅子に座り静かにしていたが、だんだんと苛立ちを見せた。マンフレッドに対し「162試合を失っても怖くない」と、鼻を突き合わせて言い争い、最後は「とっととうちのクラブハウスから出て行け」と言い放った。

 最終的に2人は握手で和解したが、ハーパーは後日このことに関して否定せず。「何が起きたかや自分がどう感じたかについて詳細は語らないが、そうなったら(サラリーキャップ導入なら)何のためにも誰のためにもならないと思う。自分はただ野球の心配をしようとしていて、ここのすべてについて心配しようとしているだけ」と語った。

(Full-Count編集部)

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