山本由伸「裏をかく配球が多かった」 7回9Kの力投で9勝目「打者を混乱させながら」

7回101球で9奪三振…今季9勝目をマーク
【MLB】ドジャース 5ー2 レッズ(日本時間29日・シンシナティ)
ドジャースの山本由伸投手が28日(日本時間29日)、敵地でのレッズ戦に先発登板し、7回4安打1失点で今季9勝目をマークした。101球で9つの三振を奪う力投で、試合後には「収穫の多いピッチングだった」と振り返った。
報道陣から初球のストライクが増えたことを問われると「いつも心がけて取り組んでいることではありますけれど、うまくいかない試合が増えていたので、今日はうまくいって良かった」とコメント。多くの空振りを奪えた要因について「今日は裏をかく配球がいつもと比べると多かったので、打者を混乱させながらできたのが空振りにつながったと思います」と分析した。
2度目のバッテリーとなったラッシングについて「(正捕手スミスとは)違う配球ですごい面白いなと思いましたし、今日も打者が混乱というか、裏をかいたりできてたので、面白かったです」と評価した。
初回1死から2番のマクレーンに右安打を浴びると、四球と左安打で1死満塁のピンチに。昨季までドジャースで同僚だったラックスが二ゴロに倒れる間に先制点を許した。だが、以降は立ち直った。2回は2つの空振り三振を奪うなど3者凡退の投球を披露。3回は2死二、三塁のピンチを迎えたが、ラックスを遊飛に抑えた。
4回も無失点に封じて打線の援護を待つと、同点の5回1死一、三塁から2番・大谷翔平投手が右中間への2点適時二塁打で援護を受けた。山本は7回まで1失点に抑えた。これで自身初のメジャーでの2桁勝利に王手をかけた。
(Full-Count編集部)