山本由伸は「圧倒的な投手に戻った」 7回1失点快投…指揮官が絶賛「良い兆候」

7回1失点で今季9勝目
【MLB】ドジャース 5ー2 レッズ(日本時間29日・シンシナティ)
ドジャースの山本由伸投手が28日(日本時間29日)、敵地でのレッズ戦に先発登板し、7回4安打1失点で今季9勝目をマークした。試合後、デーブ・ロバーツ監督は右腕を絶賛。「非常に素晴らしかった。どの球種も有効だったように見えた」と称えた。
山本は初回1死から2番のマクレーンに右安打を浴びると、四球と左安打で1死満塁のピンチに。昨季までドジャースで同僚だったラックスが二ゴロに倒れる間に先制点を許した。だが、そこから立ち直り、2回は2つの空振り三振を奪うなど3者凡退の投球を披露。3回は2死二、三塁のピンチを迎えたが、ラックスを遊飛に抑えた。
4回も無失点に封じて打線の援護を待つと、同点の5回1死一、三塁から2番・大谷翔平投手が右中間への2点適時二塁打で援護を受けた。7回101球で9奪三振。後半戦初勝利を挙げた。
試合後、ロバーツ監督は山本について言及。「ずっといい仕事をした。試合が進むにつれてよくなっていったように見えた。それは良い兆候だ。チームは彼に7イニング投げてもらう必要があった。総合的に、傑出した登板だった」と称賛していた。
7日(同8日)の敵地・ブルワーズ戦では1回もたず5失点(自責3)でKO、22日(同23日)の前回登板は5回3失点だった。「そこそこの時期が少しあった中で復調してくれてよかった。圧倒的な投手に戻ってくれた。彼にはその力がある。私から見ても、まだ今夜はスタミナが残っているのは分かったが、あそこではべシアに交代するのがいいと思った。次は日曜、デーゲームで暑いので、今日は100球で(交代させた)。これで日曜にまた(今日のように)投げる準備ができるだろう」と指揮官は満足げだった。
(Full-Count編集部)