ジャッジに重傷の可能性…復帰まで「1か月近くかかると思う」 専門家が懸念、MVPに暗雲も

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

右肘の損傷でIL入り「スイングに影響が出る」

 ヤンキースは27日(日本時間28日)、アーロン・ジャッジ外野手が右肘痛のため、10日間の負傷者リストに入れたと発表した。米ポッドキャスト番組「Foul Territory TV」で専門家ウィル・キャロル氏は「尺側側副靭帯の損傷より、ひどいんです」とことの重要性を伝えた。

 ジャッジは22日(同23日)の敵地・ブルージェイズ戦で、7回の守備の際に右翼ポール際から内野へ返球して顔をしかめる場面があった。26日(同27日)の本拠地・フィリーズ戦で今季初めて先発メンバーから外れ、右肘の検査を受けていた。

 報道では尺側側副靭帯の損傷ではなく、右肘内側の屈筋腱損傷と診断されていた。一方で、同氏は「尺側側副靱帯に沿っている小さな腱で、全治1か月またはそれ以上であることが多い。ここが悪いと投げられない、つまり彼はDH専任になる。その上、彼がいつ打てるようになるのか分からない」と厳しい見解を語った。

 続けて「私は、1か月近くかかると思う。投げることは別にしても、それでもスイングに影響が出る。どれくらいかかるかは、15日後ぐらいに分かるでしょう。15日より1か月近くかかると思う」と分析。今季は103試合出場して打率.342、37本塁打、85打点、OPS1.160をマーク。打率はリーグトップで、本塁打はトップのカル・ローリー(マリナーズ)に4本差、打点は1差の2位。3冠王の期待があっただけに、痛い離脱となった。

(Full-Count編集部)

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