鷹・前田がウエスタン新の41回2/3を無失点…オリ横山がプロ初アーチ、29日ファーム結果

西武は1-0で完封
パ・リーグ主催のファーム公式戦が29日、午後9時までに4試合が行われた。ソフトバンクはみずほPayPayドームで行われたくふうハヤテ戦に9-0で勝利した。打線は初回から猛攻を仕掛け、秋広優人内野手の適時二塁打で先制。続く渡邉陸捕手が2点適時二塁打を放った。6回にもイヒネイツア内野手の犠飛で加点。7回には渡邉が左越え2号2ラン、イヒネも2点適時三塁打とし、一挙4得点を挙げて試合を決めた。
先発・前田悠伍投手は4回2安打無失点の好投。連続無失点記録を41回2/3とし、ウエスタン記録を更新した。2番手・安徳駿投手、3番手・宮里優吾投手、9回の村田賢一投手まで無失点リレーを完成させた。打線では渡邉が2安打4打点、イヒネが2安打3打点と活躍。ソフトバンクが投打で圧倒した。
西武はベルーナドームで行われたDeNA戦に1-0で勝利した。先発・上田大河投手が2回を1安打無失点と試合を作ると、佐藤爽投手、杉山遙希投手がそれぞれ2イニングを無失点でつないだ。7回は篠原響投手、9回は三浦大輝投手がピンチを背負いながらも得点を許さず、完封リレーを完成させた。
打線はDeNA先発・吉野光樹投手の前に沈黙していたが、7回に古川雄大外野手が左中間に2号ソロを放ち、均衡を破った。古川はこの日2安打の活躍。終盤まで緊迫した展開を、最少得点でモノにした西武が、守り勝つ試合を展開した。
オリックスは京セラドームで行われた広島戦に4-4で引き分けた。初回に2点を先制され、4回にも追加点を許したがその裏、宜保翔内野手の適時打で1点を返し、6回には横山聖哉外野手が左翼席へ1号ソロ。さらに内藤鵬内野手の適時打と相手失策で4-3と逆転に成功した。
しかし9回、7番手・阿部翔太投手が2死一塁から代打・田中広輔内野手に同点適時三塁打を浴び、勝利を逃した。その裏、池田陵真外野手が四球で出塁し三塁まで進むも、あと一本が出なかった。横山はプロ初アーチ、麦谷祐介外野手は2安打1盗塁を記録した。
楽天はファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われた日本ハム戦に10-4で勝利した。先発・早川隆久投手が3回2失点、2番手・林優樹投手も本塁打を浴び、4点を追う展開となったが、6回に打線が奮起。吉納翼外野手の四球から無死満塁とすると、内野ゴロなどで2点差。さらに小森航大郎内野手のスクイズが敵失を誘い、3者生還で逆転に成功した。
7回には陽柏翔外野手の2点適時三塁打などでリードを広げ、8回には吉納が3号2ランを放った。リリーフ陣は6回以降を無安打に封じ、逆転勝ちで5連勝を飾った。武藤敦貴外野手が3安打1打点、オスカー・ゴンザレス外野手と平良竜哉外野手もマルチ安打と打線が爆発した。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)