大谷翔平の痙攣は「間違いなく投球に影響」 高湿度の環境…指揮官が説明した“症状”

試合後、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】 
試合後、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】 

レッズ戦3連勝ならず

【MLB】レッズ 5ー2 ドジャース(日本時間31日・シンシナティ)

 ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地のレッズ戦に2-5で敗れた。先発した大谷翔平投手が4回途中2失点で緊急降板。試合後にデーブ・ロバーツ監督は「彼は湿度が身体に影響したと私に話した」と説明した。

 大谷は今季最長の4イニング目のマウンドに上がったが、先頭のマルテに三塁強襲の内野安打を許すと、続くスティーブンソンの打席では2球連続の暴投で走者を三塁に進め、そのままストレートの四球を与えた。3人目のスティアに2球連続ボールとなったところで、ロバーツ監督やトレーナーがマウンドに集まり、交代となった。

 症状は右臀部の痙攣だった。大谷は試合後「初回から感じていて、なんとか騙し騙し3回くらいまでやっていたんですけど」と明かした。

 一方、ロバーツ監督は大谷が初回から違和感を覚えていたことは知らなかったという。4回の交代直前の投球について「ぎこちない投げ方をしていた。フォロースルーも(いつもと)違った。私がマウンドに向かった1球前の球だね。その後も、フォロースルーが違ったから、マウンドに向かった」と判断した。その上で「何が原因か分からなかったから、その瞬間はとても心配だった。私がマウンドに行った時も、彼は腰だと言っていたからね。でも、(原因が)痙攣と湿度だと聞き、とてもほっとした」と当時の心境を語った。

 降板の判断は「私が見て決めたこと。あのイニングを続投させても、何一ついいことはないと感じた」と説明。打者として出場を継続したことについては「私の方から『打てるか? できなくてもノープロブレム』と、言った。でも、彼は打席に立ち続けられることを確信していた」と述べた。

 大谷の状態について「腰(の張り)を和らげようと、触っている場面があった。どれくらいの間これと付き合っているのか分からないけど、彼は湿度が身体に影響したと私に話した」と言及。右臀部の痙攣について、投球には「間違いなく影響があった」としつつ、打撃に関しては「どれくらい影響しているかは分からない」と述べた。

 2日連続で5打数無安打となっていることには「全く心配していない」と断言。明日31日(同8月1日)の移動日は様子見とする方針という。次回登板について「来週の水曜日(日本時間7日)を考えているから、1週間ある。本拠地で投げるから、(乾燥しているロサンゼルスでは)湿度(の高さ)は感じないだろう」と話し、今回の緊急降板が影響しないとする見解を示した。

 今季7登板目となった大谷は3回0/3で51球を投げ、4奪三振、2四球、5安打2失点という内容で、防御率2.40となった。降板後もDHで出場を続けたが、2試合連続の5打数無安打に終わり、打率.269まで落ちた。

(Full-Count編集部)

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