ダルビッシュに脱帽「思わず振らされた」 好相性のはずが…508億円が感じた“凄み”

対戦打率.300だったリンドーアに快音なし「タフな日」
【MLB】パドレス 5ー0 メッツ(日本時間31日・サンディエゴ)
メッツのフランシスコ・リンドーア内野手が30日(日本時間31日)、敵地パドレス戦で3打数無安打に封じられたダルビッシュ有投手に脱帽した。この日まで対戦打率.300とリンドーアに分があったが、7回2安打無失点と快投した右腕に「思わずバットを振らされた」とお手上げ状態。チームは0-5で敗れ、同一カード3連敗となった。
リンドーアは1回1死走者一塁の第1打席に、高め直球を打ち上げて三塁フライに倒れると、第2打席では72マイル(約115.9キロ)の外角スローカーブに手が出て中飛。7回先頭での第3打席には外角低めのスプリットで一塁ゴロに打ち取られた。
試合後にダルビッシュとの対戦について質問されたリンドーアは「今日は制球がピタリと決まっていた。思わずバットを振らされてしまったよ。ここぞという時にきっちりストライクが投げていた。今日は自分たちにとってタフな日になってしまった」と賛辞を送るしかなかった。
2021年3月にメッツと10年3億4100億ドル(約508億円)の契約延長したチームのスター。やられっぱなしでいるわけにはいかない。シーズンが押し迫った9月16日(同17日)からは本拠地でパドレスを迎え撃つ。その時までに「絶対に自分の調子を上げて、良い対策を練っておくよ」とリベンジを誓った。
(佐藤直子 / Naoko Sato)