“大谷ライバル”スアレスがマリナーズに電撃移籍 本塁打王争い中もア・リーグへ、初タイトルは幻に

36本塁打はリーグ3位、87打点はトップだった
ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレス内野手がマリナーズに移籍することになった。30日(日本時間31日)、米スポーツメディア「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えた。身体検査の結果待ちで合意となるという。
34歳のスアレスは今季開幕からアーチを量産。一時はナ・リーグ本塁打王レースのトップに立ち、30日(同31日)時点で36本塁打は1位のドジャース・大谷翔平投手に2本差の2位、87打点は1位に立っていた。
ダイヤモンドバックスは強豪が揃うナ・リーグ西地区にあって51勝58敗と負け越していた。ドジャースやパドレスとの差が広がる中で、主力の放出を決断。また、米メディア「ヤフースポーツ」によると、35本塁打以上を打った選手がシーズン中にトレードされるのは史上初だという。
スアレスはレッズ時代の2019年に49本塁打を記録したものの、これまで主要打撃タイトルの獲得はなかった。今季は初タイトルも視野に入っていたが、ア・リーグ移籍に伴い、幻となった。
MLB公式サイトでマリナーズ番を務めるダニエル・クレイマー記者によると、ダイヤモンドバックスは、タイラー・ロックリア一塁手(MLB公式サイト球団プロスペクトランキング9位)、ハンター・クラントン投手(同16位)、フアン・ブルゴス投手(同17位)をマリナーズから獲得するという。
(Full-Count編集部)