大谷翔平によぎった2年前の“悪夢” まさかの緊急降板…相手放送局が異例のコメント

今季最長の4イニング目は1死も取れず交代
【MLB】レッズ 5ー2 ドジャース(日本時間31日・シンシナティ)
まさかの緊急降板にレッズ側のメディアも心配している様子だった。ドジャースの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地・レッズ戦に投打同時出場したが、4回途中5安打2失点で降板。レッズ側の放送局は「怪我をしていないことを祈る」と反応した。
大谷は今季最長の4イニング目のマウンドに上がったが、先頭のマルテに三塁への内野安打を許すと、続くスティーブンソンの打席では2連続の暴投で走者を三塁に進め、そのままストレートの四球を与えた。3人目のスティアに2球連続ボールとなったところで、デーブ・ロバーツ監督やトレーナーがマウンドに集まり、交代となった。
この様子を、レッズ側の放送局「ファンデュエルネットワークスポーツ・オハイオ」も心配そうに見守った。実況のジョン・セイダック氏は「彼はボールを手渡します! 彼は打席途中に降板させられました! 非常に驚きです! 打席にも影響がでてくるのでしょうか?」と驚いた様子で伝えた。さらに「前回レッズ戦で登板したのは、2023年、靱帯を損傷したときです。トミー・ジョン手術を要しました。6球連続ボールでした」と、2年前の悪夢について情報を付け加えた。
すると、球団一筋でプレーしたOBで殿堂入りも果たしたバリー・ラーキン氏は「速球を左側にひっかけ続けていました。試合前は球数制限は60球と言っていて51球。しかも、大きく外れていたので何かメカニカルな問題があるのかもしれません。怪我をしていないことを祈っています。なぜなら彼は(球界にとって)とても価値のある選手だからです!」と強調。セイダック氏も「彼は球界の顔ですからね」と応じると、さらにラーキン氏は「間違いないです。私たちは、彼がまたマウンドで立つ姿を見られるのでしょうか? あれくらい才能があったら、私なら毎日プレーしたいです」と述べた。
大谷は最速101.0マイル(約162.5キロ)を計測したものの、3回0/3で51球を投げ、5安打2四球、4奪三振、2失点という内容だった。球団は「痙攣」と発表しており、無事を祈るのは相手チーム側でも同様のようだ。
(Full-Count編集部)