8億円負担しても…ヤ軍が34歳右腕に“非情通告” 開幕前から不和、無くなった居場所

1日レイズ戦は5回3失点で今季4勝目
ヤンキースは1日(日本時間2日)、2年3700万ドル(約55億円)の契約を結んでいるマーカス・ストローマン投手を放出したと発表した。オールスター選出2回を誇るベテラン右腕は今季厳しい状況となっている。
ヤンキースは7月末のトレード期限直前で、ジャイアンツからカミーロ・ドバル投手、パイレーツからデビッド・ベッドナー投手、ロッキーズからジェイク・バード投手、レイズからホセ・カバレロ内野手を獲得。戦力を一気に整えた。逆に40人ロースターが満杯となり、今季は防御率6.23とキャリアワースト級の不振に陥っている34歳の放出に至ったようだ。
ブルージェイズ、メッツ、カブスで活躍し、昨年に2年3700万ドルでヤンキースに加入。1年目は30試合に投げて10勝9敗、防御率4.31だった。今季はチームが大物投手を獲得すると、開幕前からトレード説が浮上。キャンプにも“遅刻”して参加していた。そんな中で膝を負傷して4月から約2か月離脱した。7月31日(同8月1日)のレイズ戦では5回3失点で今季4勝目を挙げたものの、信頼は回復できなかった。
もっとも、契約途中でのリリースとなったため、561万ドル(約8億3000万円)の支払い義務はヤンキースが負っている。“無料”で獲得できる通算90勝右腕は今後、どのチームでプレーすることになるだろうか。
(Full-Count編集部)