元阪神ロハスが契約解除「痛い投資失敗」 韓国で復活→2.6億円契約も…直近10戦は打率0割台

昨年韓国復帰で打率.329、32本塁打、112打点も…今季は不振
韓国プロ野球(KBO)のKTウィズは2日、メル・ロハス・ジュニア外野手との契約を解除したと発表した。昨オフに1年180万ドル(約2億6500万円)で契約を延長。今季はここまで14本塁打は放っていたものの、打率.239と不振。直近10試合では19打数1安打、打率.053だった。
KBOでは1チームが契約できる外国人選手は3人までという決まりがある。KTウィズでは7月11日に7シーズン同チームでプレーしたウィリアム・クエバス投手との契約を解除し、パトリック・マーフィー投手を獲得。計6シーズン目だったロハス・ジュニアも首を切られる形となった。代わって日本ハムでもプレーしたアンドリュー・スティーブンソンを獲得した。
かつてパイレーツとブレーブスのマイナーでプレーし、2017年から韓国球界へ。2020年には47本塁打135打点で2冠に輝き、2021年に鳴り物入りで阪神に加入した。日本では2年間で計149試合に出場し打率.220、17本塁打、48打点と本領を発揮できず。その後はメキシカンリーグでプレーし、昨季から再びKBOに復帰し、打率.329、32本塁打、112打点と活躍。今季は中日でもプレーしたタイロン・ウッズが持っていた外国人打者の通算本塁打記録174本を塗り替えていた。
韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「信じていたからこそ痛い投資失敗」という見出しで報じた。イ・ガンチョル監督はシーズンを通じてクエバスとロハスの不振を「残念がっていた」という。「KTは今シーズン、クエバスと150万ドル(約2億2000万円)、ロハスと180万ドルで再契約したが、合計330万ドル(約4億8000万円)を失ったことになりなる」「過去には素晴らしい成績も残していたため、今回の決断はチームに大きな心理的負担があった」と伝えた。
(Full-Count編集部)